研修基本情報(初任者研修)について

※研修基本情報は県の要綱に従って作成しています。(令和5年4月1日時点)

○ 学則
1 開講目的・理念
 ・福祉、介護等の事業に役立つ人材育成を図る。
 ・地域に福祉の心を広げる。
2 事業者の概要
 < 事 業 者 名 > 社会福祉法人陽気会 理事長 佐藤雅弘(研修事業責任(担当)者、課程編成責任者)
 <事業所所在地> 千葉県香取市岩部946番1 栗源デイサービスセンター
3 研修の名称 陽気会介護職員初任者研修(通学制・通信制)
4 実施課程及び方法 『千葉県介護員養成研修事業実施要綱』及び『千葉県介護員養成研修事業指定事務取扱要綱』のうち介護職員初任者研修(通学  制・通信制)に該当する項目に基づく実施課程。
5 実施場所
 <講義及び演習> 栗源デイサービスセンター ※通信制においてはスクーリング会場を兼ねる。
 <実    習> 栗源デイサービスセンター、陽気会ホームヘルプサービス
 ※通信制においては一部の科目(項目)を自宅学習で実施する。
6 研修期間 (募集時期になったら公表します。)
7 受講対象者及び定員
 福祉や介護に関心、意欲のある方。年齢不問。定員は各24名。
8 研修カリキュラム及び担当講師名
 下記のとおり
9 研修参加費用 受講料2万8千円、教科書代等8千円、交通費・昼食代等の実費は自己負担。
10 研修修了の認定方法
[通学制]研修の全科目(項目)を修了し、修了試験により適正に合格したものを研修修了者として認定する。なお、受講者がやむを得ない事情により研修の一部を受講できなかった場合、1年6カ月以内に社会福祉法人陽気会等が実施する該当授業に受講し、またはやむを得ずその補講を受講できない場合は一部の授業を除きレポート提出後に、修了試験等に適正に合格すれば研修修了者と認定する。
[通信制]通信課題対象のすべての科目(項目)の課題を提出させ合格し、スクーリングの全科目(項目)を修了し、修了試験等により適正に合格したものを研修修了者として認定する。なお、受講者が一部の通信課題を合格しなかった場合は、指導により合格すれば研修修了者と認定する。また、受講者がやむを得ない事情により研修の一部を受講できなかった場合は、1年6カ月以内に社会福祉法人陽気会等が実施する該当授業に受講し、またはやむを得ずその補講を受講できない場合は一部の授業を除きレポート提出後に、修了試験等に適正に合格すれば研修修了者と認定する。
11 修了証明書の交付
 研修修了者には、修了証明書と携帯用修了証明書を交付する。
12 受講手続き
 電話又は来所により申し込む。その際、受講者の本人確認のため運転免許証又は健康保険証等の確認をする。※電話の場合は後日確認する。

○ 研修設備
 会場は、栗源デイサービスセンターを使用する。
 設備は、座学用の机とイスはもちろん、AV・オーディオ機器がある。
 専用設備として、車イス、介護ベッド、浴槽等がある。ほかに各演習で使用する道具を備えている。

○ 研修シラバス (各科目及び項目の末尾の数字は、当該科目及び項目の基本時間数)
1‐1 多様なサービスの理解  ねらい:在宅におけるサービス(保険、保険外)について大まかに理解する。 4
1‐2 介護職の仕事内容や働く現場の理解  ねらい:居宅や施設の仕事内容及び過程を理解すると同時に、この仕事を継続的に行うやりがいや意義につ  いて知る。
2‐1 人権と尊厳を支える介護  ねらい:事例を通して、利用者の人権や主体的な生活を尊重するための方法を考え、また、個人情報保持や虐待防止な  どについて考える。 9
2‐2 自立に向けた介護  ねらい:自立支援に向けたお世話のあり方について考える。
3‐1 介護職の役割、専門性と多職種との連携  ねらい:医療職や福祉職等の役割を理解しながら、介護職の役割について的確にとらえる。 6
3‐2 介護職の職業倫理  ねらい:介護職における倫理観を身に着ける。
3‐3 介護における安全の確保とリスクマネジメント  ねらい:介護業務に起こりやすいトラブルに対処する力を身に着ける。
3‐4 介護職の安全  ねらい:介護従事者における注意すべき健康被害、ストレスについて理解する。
4‐1 介護保険制度  ねらい:国が定める介護サービスの基底を成す制度について理解する。 9
4‐2 医療との連携とリハビリテーション  ねらい:医療従事者の役割を理解することを通して、介護職の専門性について考える。
4‐3 障害福祉制度及びその他制度  ねらい:利用者を取り巻く様々な制度(障害者自立支援法、個人情報保護法等)について把握する。
5‐1 介護におけるコミュニケーション  ねらい:言語的・非言語的なコミュニケーションの特徴を学び、共感・傾聴の態度を身に着ける。さらに、利  用者の状態に合わせたコミュニケーション技法を身に着ける。 6
5‐2 介護におけるチームのコミュニケーション  ねらい:同職者及び他職者との情報共有の重要性を理解する過程で、個人の力を超えたチーム協働の  力を理解する。
6‐1 老化に伴うこころとからだの変化と日常  ねらい:老化に伴う心身の衰えとそれに付随する心理的・身体的変化について理解する。 6
6‐2 高齢者と健康  ねらい:高齢者に多い疾病について学び、その予防方法を考える。
7‐1 認知症を取り巻く状況  ねらい:認知症ケアの視点について学ぶ。 6
7‐2 医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理  ねらい:認知症についての基本的な知識を蓄える。
7‐3 認知症に伴うこころとからだの変化と日常  ねらい:認知症に付随する心身の特徴を理解し、その対処方法を考える。
7‐4 家族への支援  ねらい:認知症患者を抱えた家族のストレスについて理解する。
8‐1 障害の基礎的理解  ねらい:ICFやノーマライゼーションの考えを通して、障害の基礎的知識を蓄える。 3
8‐2 障害の医学的側面、生活障害、心理・行動の特徴、かかわり支援等の基礎的知識  ねらい:身体・知的・精神それぞれの傷害についての知識を蓄  える。
8‐3 家族の心理、かかわり支援の理解  ねらい:各障害に伴う家族のストレスについて考える。
9‐1 介護の基本的な考え方  ねらい:介護の本来のあり方や、理想的なかたちについて考える。 2
9‐2 介護に関するこころのしくみの基礎的理解  ねらい:人間の認知能力や感情の仕組みを学び、利用者の立場や状態に基づいた心の動きについて、  事例を通して考える。 5
9‐3 介護に関するからだのしくみの基礎的理解  ねらい:高齢者・障害者の身体機能を理解し、予後を見通し、予防につなげることの大切さを考える  。 5
9‐4 生活と家事 ねらい:利用者の残存機能を的確にアセスメントし、それを維持するような家事援助の方法を考え、必要なスキルを学ぶ。 5
9‐5 快適な居住環境整備と介護  ねらい:住環境に関係する福祉用具の知識を蓄え、利用者の障害に沿ったハード面での支援方法について考える 3
9‐6 整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護  ねらい:整容に関連する知識やスキルを学び、整容が与える利用者の心身や周囲へ  の影響を理解する。爪切り等を使用する。 5
9‐7 移動・移乗に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護  ねらい:人間の体の構造を理解し、体位変換・移動・移乗の介助スキルを身  に着ける。介護ベッドや車いすを使用する。 11
9‐8 食事に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護  ねらい:“ご飯を食べる”ことの意味やその心身の影響について理解した上で、体の  構造や食事環境の整備について考える。とろみ剤等を使用する。 5
9‐9 入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護  ねらい:体を清潔に保つことの意味を理解し、体各部を洗浄、整容する  具体的なスキルを身に着ける。自宅での清拭のための道具を使用する。 5
9‐10 排泄に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護  ねらい:排泄にかかわる体の仕組みや排泄に関連する疾患を学びながら、老廃物   を体外に排出する意味について理解し、排泄を介助するスキルを身に着ける。ポータブルトイレ等を使用する。 5
9‐11 睡眠に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護  ねらい:睡眠の基本的な知識を蓄え、安眠するための介護方法を身に着ける。     4.5
9‐12 死にゆく人に関連したこころとからだのしくみと終末的介護  ねらい:周囲の死に触れたときの気持ちの変化や、自身が市へ向かう存在である   ことの逃れ られない事実をどのように心理的に処理しているのかを、具体的な事例を通して考える。 1.5
9‐13 介護過程の基礎的理解  ねらい:介護過程を理解し、介護方針や予後について見通す力を身に着ける。 2
9‐14 総合生活支援技術演習  ねらい:これまで学んだ知識・スキルをより実際的な介護力に結び付けるために、具体的な事例を通して、利用者の自   立・主体性 に配慮したかかわりを考える。 10
10‐1 振り返り  ねらい:これまで学んだことを概観し、これまで体験してきたことを内省する中で、各自が介護の勤めをやる気や生きがいを持って   行えるかど うかを考える。 4
10‐2 就業への備えと研修修了後における継続的な研修  ねらい:在宅におけるサービス(保険、保険外)について大まかに理解する。
実習(栗源デイサービスセンター、陽気会ホームヘルプサービス)  ねらい:実際の利用者や職員を見て、聞いて、触って体感することから、人をお世話することの難しさ、そして喜びについて感じる。同時に、自分が介護現場で働くことをイメージする。 8
※時間数は受講生の人数や実際の研修の進捗状況により前後します。
※通信課題はテキストに沿って行います。全科目を前期・後期の2回に分けてそれぞれの提出期限までに提出していただきます。課題の添削は原則的に 各科目(項目)講師が実施します。
※各科目(項目)の講師は、佐藤雅弘を筆頭に魅力的な講師が合計11名います。講師の中には、介護福祉士をはじめ介護支援専門員、看護師、保健師 、理学療法士、福祉用具専門相談員等の有資格者がいます。(講師氏名等の詳細は個人情報のため控えさせていただきます。)

○ 実習
 当法人は本研修において実習を実施することは、介護未経験者には介護現場の空気に触れることができ、介護経験者には介護における新たな発見を見つけることができる、大変重要な機会だと考えています。当法人は本研修において実習を実施することは、介護未経験者には介護現場の空気に触れることができ、介護経験者には介護における新たな発見を見つけることができる、大変重要な機会だと考えています。
・栗源デイサービスセンター(千葉県香取市岩部946番1)…通所介護事業所。実習内容は通常のデイサービスの流れに沿って、職員と一緒に業務 の手伝い等をしていただきます。
・陽気会ホームヘルプサービス(同上)…訪問介護事業所。実習内容は訪問介護員と一緒に利用者さんのお宅に同行訪問していただきます。
※実習1日当たり受講者1~2名程度。(延べ実習者24名) 実習担当者の指導のもと実習を行っていただきます。

○ 研修実績
・研修実績回数(直近5年間) 令和4年度…1回、令和3年度…1回、令和2年度…1回、令和元年度…0回、平成30年度…2回
・累計修了者数 1091名

○ 連絡先
・お問い合わせ、お申し込み先…栗源デイサービスセンター(千葉県香取市岩部946番1) 電話番号:0478-75-1002
・苦情対応窓口…電話番号:0478-75-1002(佐藤)

2023年04月04日